よぉ!『過払い金返還請求の流れ』なんぞ、おめーは説明できんのか?あ?ゴラ?
ちょ・・・なんかいつもより好戦的じゃない?
流れを知ってんのか、それとも知らんのか、はっきりせいや!ボケぇカスぅワレぇ!こっちはセッパつまっとるんじゃぁぁぁ。
知ってます。知ってますからぁぁぁ。教えますからぁぁぁ、どうか、どうかぁぁぁぁぁ。
よろしくお願いしま~す!!!
はっ・・・。
はっ・・・。
そ、それでは、説明しよう!「過払い金返還請求をするにはどうしたらいいの?」で説明したように、代理人にお願いしたほうが色々楽であるというのはいいよね?
自分でやることもできるけど、相手となる消費者金融はプロだし、「時間」や「労力」の面から考えても代理人にお願いしたほうが良いって話だよね。
そうでちゅねぇ、良く覚えていまちゅたねぇ、えらいえらいでちゅねぇ。バブバブぅ~。
Hey you!今と5分後、どっちを貴様の人生の終焉の時としたい!選べ!Now!!
ハグッ!第3の選択肢の真面目に説明するってことでいかがでしょう・・・
よろしい。続けなさい。
え、あ、はい、ありがとうございます。ということで、代理人にお願いする場合、まず、代理人となる「司法書士」もしくは「弁護士」にコンタクトを取らなければいけない。
司法書士と弁護士。どっちでもいいの?何が違うの?
過払い金の額かな。司法書士は140万円までと上限がある。弁護士は上限がない。成功報酬がどちらが高いとかそういったものはないから、正直どちらでも良い。
なるほど、んで?
まず、どこの消費者金融で、どのくらいの期間お金を借りていたのかを話す。勿論覚えている範囲でOK。そしてできれば消費者金融との契約書なんぞあった方が良いが、別になくても構わない。なかったからと言って返還請求ができないとかそういったことではない。
あぶねぇ・・・書類なんて何にも持ってなかった・・・
問題なし。で、代理人から貸金業者へ「受任通知」と「取引履歴の開示請求」をしてもらう。つまり、「私が代理人になりましたよ」ってのと「取引していた履歴をよこしなさいよ」ってことを伝える。これは消費者金融は断れないので必ず代理人の元に送られてくる。
フムフム、それで?
取り寄せた「取引履歴」から、代理人が正しい利息で再計算を行う。これを「引き直し計算」と呼び、これにより、どのくらい余分にお金を返済していたのかが分かる。つまりこれが過払い金。
ホンマかぁ?兄さん。
・・・(なんで関西弁・・・?)。
で、正確な過払い金の金額が分かった段階で、代理人から質問をされる。「過払い金返還請求をやりますか?やりませんか?」と。「やります!」となったら契約をし、代理人は消費者金融と本格的な交渉に入る。「やりません!」となったら契約もせず、特にお金も払わず、終わりになる。
つまり、「やらない場合」には、自分がどのくらい過払い金が発生しているか分かるけど、それでグッバイしてもなにもお金を払わなくていいわけだ。
まぁ、そうなるね。契約するまでは代理人の『タダ働き』ってことになるね。
じゃぁ、契約した場合、代理人はどうするの?
消費者金融と交渉に入る。「〇〇円過払い金が発生しているんだけど、早く返してくんない?ねぇ返してくんない?ねぇ~はやくぅ~。」みたいな感じゲロゲロってか?
・・・え~・・・、彼に代わり、関係各所の皆さんへ謝罪を申し上げます。不適切な表現をしてしまいました。誠に申し訳ありません。なんなら一発かましておきますがいかがですか?え、脱線しすぎ?失礼しました・・・。
・・・で、過払い金が発生している場合、消費者金融は返還しなければいけないため、交渉に応じる。ただし問題は、「全額返済は滅多にない」ということ。例えば100万円過払い金が発生していたとして、「50万円で手を打ちませんか?親方。」といった感じで提案してくる。当然、低すぎる金額だと代理人は「話にならんよ、兄さん、え?」ということになる。
なるほど
代理人は成功報酬。返還された金額の約20%が報酬になるわけだから、自分たちの成功報酬の額を少しでも増やすためには、返還される金額が多い方が利益になるわけだ。50万円戻ってくれば10万円、100万円戻ってくれば20万円が成功報酬になるからね。
そうだよね。こっちも沢山戻ってきた方がいいしね。
そう。ということで何回かの交渉が行われ、しばらくすると代理人から連絡がある。「消費者金融が70万円くらいで手を打ちたいって言ってきてますが、どうします?」と。そこでOKを出すのでも良いし、まだまだ頑張ってくれということもできる。ただ、代理人からしてみると経験からこれ以上は無理だとか、これ以上交渉が伸びると裁判になる可能性があるから、代理人と相談しながら、和解の金額を決めたほうが良い。
こっちも長々と待つ気はないしね。まぁ70%くらい戻ってくればいいかな。
正直、どのくらいの割合の過払い金が戻ってくるのかは、交渉している消費者金融によっても変わってくる。経営状態の悪い消費者金融からは、あまり金額が期待できない。ちなみに年々、経営が不振になる消費者金融が増えている。だから「早めの返還請求を!」というCMが流れる。
やべっ!早くしないと。消費者金融が倒産したらどうなるの?
ある消費者金融は倒産し、結果、過払い金の3.3%しか戻ってこなくなった。過払い金が100万円発生していたとして、戻ってくるのが3万3千円ってことになる。
ブッ!!!!はよ!はよ過払い金返還請求せな!!!
※経営破たんした武富士の弁済率は3.3%です。つまり過払い金が発生していたとしても返還される金額は雀の涙ほどで、後は泣き寝入りするしかありません。お金を借りていた消費者金融が倒産してしまう前に、そして、経営状況が良いときに返還請求をした方が良いでしょう。ただし、時期をうかがっていると、経営状況が悪化してくる可能性が大きいのです。理由は、多くの人が過払い金返還請求をしているため、どんどんお金が出て行っているためです。なので出来るだけ早く行動をすることをおススメします。
尚、契約の時期に関しては代理人によって異なる可能性がありますので、初めの相談の時に「契約をするのはいつですか?」や「過払い金の金額を知ったとに契約をするかしないか判断していいですか?」と聞いておくことをおススメします。