「ねぇ、借金を完済すると必ず過払い金が発生するの?」
「基本的に、借金をしていた人は過払い金が発生している可能性はある。でも、取引期間が短かったり、金利が低かったりすると発生していない場合があるね。」
「もう少し詳しく教えて。」
「良いか耳の穴かっぽじってよくお聞き。法定利息内でお金を借りている場合、借金が完済していても、過払い金は発生しないってこと。払い過ぎた利息がない状態がない状態だらかね。」
「へ?つまり?」
「グレーゾーン金利でお金を借りた事があり、それが完済している場合、過払い金は必ず発生するわけだ。で、違法性のある金利でお金を借りてしまっていたから、返還請求を行えば、大抵は戻ってくるというわけ。」
「なるほど。つまり、違法な利息でお金を貸していた消費者金融があって、そこと取引していた場合は過払い金が発生している可能性があるわけね。」
「お!いつになく物分りが良いね。さては改造手術でも受けたな?で、現在はグレーゾーン金利が撤廃されているから、これ以上、被害者が増える事は、基本的にはないはず。でも、過去にグレーゾーン金利でお金を借りた人は、この日本に数えきれないほどいて、君もその一人かもしれないというわけ。」
「結構昔から借りているから、引っかかっている可能性が十分にあるなぁ。」
「結構昔や長い間お金を借りていたのであれば、当てはまっているかもね。グレーゾーン金利でお金を借りていないかどうか、一度、調べてみるといいんじゃない?」
「どうやって?教えてプリーズ!」
「手っ取り早くて確かなのは代理人である司法書士や弁護士に相談してみることだね。大抵無料だよ。心配なら初めに「無料ですか?え?どうなの?」って聞いてみるといいよ。」
「なるほど。ちなみに自分でも調べることができるの?つまり誰にもお願いしないで。」
「できるよ。ただ、大変だよ。お金を借りていたところから取引履歴を取り寄せて、引き直し計算というものを行わなければいけない。正直相当な手間だよ。」
「オラ、テマ、キライ。メンドウ、キライ。」
「(なぜロボットに・・・)だろ?だからお願いしちゃった方がいいよ思うよ。」
「リョウカイシマシタ!ゴシュジンサマ!」
「・・・」
※借金をしたことがある人、もしくは現在もしている人は過払い金が発生している可能性があります。あくまでも例ですが、次の表のような感じです。
自分で行うより、代理人にお願いしたほうが簡単ですし、正確な数字が出ます。もし、その後過払い金返還請求を行うことになれば、やはり代理人の力を借りたほうが効率が良いため、初めの内からお願いしておいた方が良いかもしれません。